今、厚労省の新型インフルエンザサイトが酷い!! - shin_emonの日記

2009年4月28日(火)午前8時の時点で厚労省新型インフルエンザ対策関連情報を見ると、「現在のWHOフェーズ情報 新型インフルエンザの発生は認められていません。世界の状況WHOフェーズ3 ヒト−ヒト感染は無いか、または極めて限定されている 。」と書かれている。

メキシコのインフルエンザ集団発生が世界的ニュースになり始めたのが、4月21日頃。25日には日本でも頻回に報道される状況だった。しかし厚労省新型インフルエンザ対策関連情報には何の更新も見られない。危機管理サイトとして常に迅速に情報が更新されることが望ましいが、人手がない週末・夜間は情報が古くても仕方ない。しかし、新しい週が始まって丸1日以上経ってもこのザマ。鳥インフルエンザウイルスが新型インフルエンザを起こすと考えられていたから、豚インフルエンザは別物だと思っているのかもしれない。また、役人が土建的根性でサイトを立ち上げてはみたけれど、更新するという発想がないから放置プレイに処されているとも言えるだろう。国内で患者が発生しているから当然とはいえ、米国疾病予防管理センターの豚フルーサイトの充実ぶりが羨ましい。

厚労省の権威と情報力を信頼してこのサイトを情報源と頼る人も多いだろうに、危機管理サイトとして完全に失格。この遅さは怠慢というより罪でさえある。こんなサイトないほうがマシ。

28日午前9時追記:
ようやく更新された。「新型インフルエンザの発生が認められました。世界の状況 WHOフェーズ4 ヒト−ヒト感染が継続してコミュニティレベルの発生を引き起こしている。我が国の状況 第一段階(海外発生期) 海外でインフルエンザが発生した状態」。もちろん、だからどうすればいいのかという解説はまるでない。

28日午前9時20分追記:
読売新聞:新型インフル発生と認定、厚労相が声明発表
世界保健機関(WHO)が警戒レベルをフェーズ4に引き上げたことを受けて、舛添厚生労働相は28日午前5時50分、メキシコ、アメリカ、カナダの3か国で感染症法で規定する新型インフルエンザが発生したとする声明を発表した。」
えええぇぇぇっっっ、厚労省は今まで新型インフルエンザって認識してなかったんだ!!