出来ちゃった婚の破局は恥ずかしい

出来ちゃった結婚は本当にもう恥ずかしくないのか?」というエントリーを読んだのを契機に、以前から考えていたことを書いてみます。一言で言うと、できちゃった婚は全然悪くないけど、出来ちゃった婚してすぐ離婚する人達はバカ丸出しだと思います。もちろん収入など生活上の問題を抱えた出来婚ははなから論外。


「順序」を踏んだ結婚なら、子供が出来るまでにお試し期間があります。家事に対する態度、金銭感覚、暴力性、病気などいざというとき頼りになるか、義理の親からの干渉に対して防波堤になってくれるか、などなど付き合ってる時には見えなくて同居したり結婚したりして初めて見えてくることが多々あります。子供の誕生は人生の中で最も不可逆性が高い過程のひとつなので、その前に配偶者を評価する期間があるのは大事なことです。とはいえ完璧な評価なんて一生掛けても完了しないわけで、恋愛して結婚してやがて子供が出来てでもやっぱりうまくいかなっちゃった、ということも当然あるでしょう。それは完全に避けることは不可能なリスク。


一方、出来ちゃった婚は現物を見ずにアパマンのサイトだけで物件を決めるような荒技。事前評価をすっとばした決め打ちはかなり上級の技と言えます。少なくとも初心者向きではありません。それでも自分の感覚を信頼してリスクを伴う出来ちゃった婚を選ぶなら、それなりの覚悟を持って臨むべきでしょう。回避できたはずの破滅的結末に敢えて突き進み「やっぱりダメでした、てへっ」というのは己の先見性と客観性の欠如、衝動性、無責任さを世間にさらけ出すことになります。